生成AI(Chat GPT等)への対応方針

掲載日:2023年11月24日

学長 鈴 木 昭 一

生成AIChat GPT等)への対応方針

〔全体方針〕

(1)論文やレポート等、各種の課題作成にあたり直接的な使用はしないこと
生成AIを利用して生成された内容をそのまま成果物とすることは剽窃(盗用)に該当します。各種の課題作成においてこうした直接的な使用が認められた場合には不正行為とみなします。生成AIは皆さんのアイデアを代替するものではありません。論文作成や研究では、自分自身の知識や思考を活かすことが重要です。

(2)健全な情報の利用に留意すること
生成AIが生み出した情報の正確性や信頼性は保証されておりません。こうしたリスクを十分に理解した上で注意して利用してください。

(3)プライバシーと倫理に留意すること
生成AIへの入力を通じて個人情報等が意図せず流出・漏洩する可能性があります。他人のプライバシーや個人に関わる情報を入力する等の不適切な利用は避けてください。

(4)著作権に留意すること
生成AIを利用して生成した文章等を活用することによって、既存の著作物に関わる権利を侵害する恐れがあります。十分に留意してください。

(5)学修の補助として活用すること
生成AIは、自学自習における情報収集等、学修の補助として活用できます。ただし、
〔全体方針〕〔(1)~(4)〕に留意し、得られた情報を文献等で改めて確認することを心掛けてください。

〔在学生の皆さんへ〕

大学における学修は、学生が主体的に学ぶことにその本質があります。各種課題(論文やレポート等)の作成にあたり、生成AIを利用して生成された内容をそのまま成果物として直接使用することは剽窃(盗用)に該当します。各種の課題作成においてこうした直接的な使用が認められた場合には不正行為とみなします。生成AIは皆さんのアイデアを代替するものではありません。論文作成や研究では、自分自身の知識や思考を活かすことが重要です。
なお、生成AIを学修の補助として使用する場合には、出力した内容について、必ず自分自身で根拠を確認するようにしてください。
卒業論文、卒業研究等、研究における生成AIの活用にあたっては、指導教員の指示に従ってください。

〔教職員の皆さんへ〕

(1)教育について
当該方針を学生に周知したうえで授業を行ってください。学生に授業等で各種課題(論文やレポート等)を課す際は、生成AIの特性を踏まえて、工夫した課題の提示を心がけてください。例えば、レポートの場合、一般的な設問ではなく、特定の授業内容に応じた設問の工夫(例:「前回の授業での説明を用いて述べなさい」「○○の文献を必ず参照すること」)などが考えられます。

(2)研究について
生成AIを研究上活用する場合には、留意点を十分に理解するとともに、研究者の倫理的責任を自覚して、慎重に活用するよう心がけてください。

※なお、生成AIは、技術的進展が早いため、本対応方針は随時見直す予定です。

〈参考〉文部科学省高等教育局「大学・高専における生成AIの教学面の取扱いについて」

以 上