『音声・音韻の概念史/拓殖大学研究叢書(人文科学)20』阿久津 智(外国語学部教授)著
掲載日:2024年03月13日
音声・音韻の概念史/拓殖大学研究叢書(人文科学)20
音声・音韻分野における用語の歴史に関する研究書です。
本書では、「音声」や「発音」、「発声」などといった語について、意味や形(読み方)がどう変わってきたかを追うとともに、専門的な概念がどう形成されたかや、その名称がどう成立していったかを探っています。
目次
まえがき
凡例
Ⅰ 総論
第1章 語史(語誌)と概念史
第2章 専門語の語史研究の方法
Ⅱ 各論Ⅰ 音声・音韻用語の概念史
第3章 「音声」
第4章 「発音」
第5章 「発声」
第6章 「音節」
第7章 「音素」
第8章 「音」
第9章 「音韻論」と「音声学」
第10章 「音韻学」
第11章 「半濁音」
Ⅲ 各論Ⅱ 「音韻」の概念史
第12章 「音韻」とは何か
第13章 音韻の実用性と普遍性
第14章 言語音を表す「音韻」
第15章 明治前期の「音韻」
参考文献
あとがき
索引
出版社
ひつじ書房
発行日
2024年2月13日
著者
阿久津 智(あくつ さとる)
拓殖大学外国語学部教授。
立教大学大学院文学研究科博士前期課程日本文学専攻修了。博士(文学)。拓殖大学外国語学部専任講師、同助教授を経て、2005年より同教授。専門は日本語学。主な著書に、『ことばの借用』(朝倉書店、共編著)、『歴史言語学の射程』(三省堂、共著(編集委員))ほか。