本学教員による研究活動上の不正行為(二重投稿)について

掲載日:2025年10月15日

本学教員による研究活動上の不正行為(二重投稿)について

拓殖大学学長 鈴木昭一
(研究推進最高管理責任者)


このたび、本学教員による研究活動における不正行為(二重投稿)を認定しましたので、「拓殖大学研究倫理・公的研究費運営管理規程」第26条に基づき、不正行為の概要等を公表いたします。このような研究不正が発生したことについては、誠に遺憾であり、関係者の皆様に多大なご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。

1.調査の概要

令和7530日、本学の通報窓口に対して匿名で本学教員が著者である論文に二重投稿の疑いがある旨の告発があり、本学の関連規程に基づき、予備調査を経て、拓殖大学研究活動不正調査委員会(内部委員2名、外部委員3名)を設置し、本調査を行いました。その結果、当該教員は、意図的な(業績水増し等を図るための)二重投稿であることを否定しつつも、内容において本質的な差異が見受けられず、また、先発論文の存在について後発論文において一切言及されていなかったため、「二重投稿」であると認定いたしました。

2.大学としての対応

二重投稿を行った当該教員には、本学の所定の規則等に従って処分を決定し、学長より厳重注意を行いました。

3.再発防止策

今回の発生要因を踏まえて、本学において毎年度実施している「研究倫理・不正防止に関するコンプライアンス研修」や、四半期に1度以上実施している「啓発活動」の内容を再検討し、論文投稿に際しての留意点等について、さらに全教職員に対して注意喚起を行います。また、盗用・剽窃チェックツールの活用方法についても十分に周知し、二重投稿等を防止するとともに、改めて意識向上を図ることといたします。

以上

問い合わせ
研究支援課
TEL (03)3947-7595