『18歳からはじめる現代政治学』 岡田陽介(政経学部教授)共著 岩崎正洋 編

掲載日:2025年12月20日

政治家や選挙・投票行動、議会、外交など多様な要素からなる政治について、どのように知り、理解できるのかを問う現代政治学の入門書。政治学の主要なテーマや理論、研究の視点を整理し、政治を「知る」ための基本的な方法をわかりやすく解説。

目次

はじめに
第Ⅰ章   現代政治学とは何か
    1 政治をどうとらえるか―現代政治学の展開 [岩崎 正洋]
    2 民主主義とは何か―政治を分析する視座 [岩崎 正洋] 

第Ⅱ章 政治システムのダイナミズム
    3 政治文化とは何か―社会環境が政治に与える影響 [吉田 龍太郎] 
    4 人は投票参加と投票先をどう決めるか―投票参加・投票行動の理論 [岡田 陽介]
    5 利益集団は民主主義を利するか―利益集団の理論 [田中 聡]
    6 政党は信頼できるか―政治の基礎集団をめぐる理論 [浅井 直哉] 
    7 政治家は身近な存在か―政治家の目的と仕事内容 [木下 健] 
    8 議会は法律を作る場所か―議会が存在する理由 [木下 健] 
    9 政治権力はどう決まるか―大統領制と議院内閣制における執政 [浅井 直哉] 
    10 官僚の役割とは何か―公の担い手としての職責[原田 徹] 
    11 よい政策とは何か―社会をデザインする知恵と政治 [原田 徹] 
    12 司法は政治と無関係なのか―司法と政治の関係 [吉田 龍太郎] 
    13 メディアは人々の政治意識に影響を与えるか―メディア効果論 [岡田 陽介] 
  
第Ⅲ章 政治システムを取り巻く国際的環境
    14 グローバル化は国家にどう影響するか―グローバル化と国家の関係 [杉浦 功一]
    15 世界の民主主義に未来はあるのか―「民主主義」対「権威主義」? [杉浦 功一]

出版社

法律文化社

発行日

2025年12月20日

著者

岡田 陽介(おかだ ようすけ)

2010年学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。
立教大学社会学部助教、拓殖大学助教(2017年4月)などを経て、2025年4月より現職。
著書として『政治的義務感と投票参加―有権者の社会関係資本と政治的エピソード記憶』(木鐸社/2017年)、『基礎ゼミ政治学』(共著/世界思想社/2019年)、
『東日本大震災からの復興過程と住民意識―民主制下における復旧・復興の課題』(共著/木鐸社/2021年)など。