『世界のベーシックインカム運動』小林秀高(拓殖大学北海道短期大学)共著 岡野内 正
掲載日:2026年05月21日
世界のベーシックインカム運動
人類はそんなに貧しいのか? なぜ分かち合えないのか?
これまで社会政策上の問題としてのみ議論されてきたベーシックインカム運動を、社会システムの転換を求める運動としてとらえる試み。18世紀イングランドに生まれイラン、カナダ、アイルランド、スペイン、ブラジル、南アフリカ、ナミビア、トルコ、そして台湾、韓国へと波及したベーシックインカム運動の理論と実践およびグローバルな連帯を論じる。
目次
第1編 歴史
第1章 18世紀末イングランドにおけるベーシックインカム運動の生誕(岡野内 正)
第2章 資本主義と共に越境するベーシックインカム運動(中村理玄)
第3章 イギリス労働者階級の女性解放運動とベーシックインカム(山森 亮)
第4章 先住民族運動と入植者民主主義運動との交差(岡野内 正)
第5章 イランにおけるUBI制度の導入と失敗(ケイワン・アブドリ)
第6章 モンゴル国における人間開発基金(小林秀高)
第2編 現状
第7章 連邦制民主主義国家における貧困撲滅運動と州政府の模索(田中俊弘)
第8章 新自由主義経済政策が生み出した社会的緊張への政治的応答(南野泰義)
第9章 スペインにみる最低所得保障の政治(中島晶子)
第10章 ポスト軍事独裁の連邦制国家における生存権保障の連帯経済運動(山崎圭一)
第11章 南アフリカとナミビアにおけるベーシックインカム運動の軌跡と現在地(牧野久美子)
第12章 トルコにおける公正発展党の社会保障(今井宏平)
第13章 ポピュリズムの誘惑にどう抗するか(本田親史)
第14章 冷戦継続国家における民主化運動の模索(朴峻喜)
第15章 韓国のベーシックインカム運動(安孝祥/影本 剛 訳)
第3編 展望
第16章 国連主導ベーシックインカムへの模索──BIENの方針転換と人類史的危機において存在意義を問われる国連(岡野内 正)
出版社
法政大学出版局
発行日
2026年4月6日
著者
小林 秀高(コバヤシ ヒデタカ)
東海大学大学院政治学研究科博士課程後期単位取得退学。
専門は政治学、比較政治学。
慶應義塾大学研究員、淑徳大学兼任講師、拓殖大学北海道短期大学助教など
を経て、2022年4月より現職。同短大副学長、学校法人拓殖大学評議員。

