『生活を支える流通・サービスの協同空間』池田真志(商学部 教授)共編著

掲載日:2026年07月24日

生活を支える流通・サービスの協同空間

これまで、流通やサービスを担ってきた事業者によって「経済空間」が形成されてきたが、近年、これらの事業者のみならず、地方自治体、NPO、住民など多様なアクターからなる「協同空間」を形成する動きがみられる。本書では「協同空間」を鍵概念として、協同空間が形成されるメカニズムとその意義や可能性をさまざまなアクターから多面的に考察する。そして、協同空間の成立要件を整理することで、地域の持続可能性の点からみた生活を支える流通・サービスを展望する。(本文より)

【目次】
はしがき

序 章 協同空間とは何か

第1章 木材流通システムにおける製材業者の新たな役割
奈良県吉野地域の吉田製材株式会社を事例に

第2章 離島における市場を介さない水産物流通
長崎県宇久島の民泊事業者を事例に

第3章 都市農業の担い手としてのシルバー人材センター
所沢市シルバー人材センターの営農事業を事例として

第4章 離島における商業空間の変容
隠岐諸島の事例分析

第5章 フランチャイズチェーンにおける出店と店舗維持の特徴

第6章 文化をテーマとする中心商業地のまちづくり
熊本市を事例に

第7章 商店街を場としたまちあるきワークショップの実践とその意義
愛知県豊橋市を事例に

第8章 東日本大震災の津波被災地における市場の可能性
宮城県南三陸町の「福興市」を事例に

第9章 農山村における多様な主体による自家用有償旅客運送の実施とその意義
福井県永平寺町の近助タクシーの事例から

第10章 郊外のケア供給体制が構築される地理的条件
愛知県豊明市を事例に

第11章 ローカル・デジタルプラットフォームの可能性
群馬県草津温泉における人手不足と移住者獲得策の事例から

終 章 生活を支える協同空間に向けて

出版社

ナカニシヤ出版

発行日

2026年6月30日

著者

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池田真志(いけだ まさし)
拓殖大学商学部教授。
1979年神奈川県川崎市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員、拓殖大学商学部助教、准教授を経て現職。
主な著書に、『生鮮野菜流通システムの再構築-需給調整、安定供給、周年供給の視点から考える-』(農林統計協会 2021)。