エジプト・アラブ共和国特命全権大使を講師に特別講演会を開催しました

掲載日:2024年12月09日

12月6日(金)、文京キャンパスC館C603教室において、国際日本文化研究所主催による特別講演会が開催されました(共催:政経学部奥田進一ゼミナール・丹羽文生ゼミナール)。講師として、エジプト・アラブ共和国特命全権大使のモハメド・アブバクル・サレー・ファッターフ閣下をお招きし、「エジプト・アラブ大使が語る両国友好の歩みと未来:ナイルの賜物からのメッセージ」と題してご講演いただきました。
モハメド・アブバクル閣下は「日本とエジプトとの関わりは幕末に遡る。当時、日本から遣欧使節団が派遣された際、彼らはエジプトにも立ち寄った。20世紀に入ると日本の商社が次々とエジプトに進出。1980年代後半には日本の無償資金援助によってカイロ・オペラハウスが完成し、オープニングイベントでは歌舞伎が上演された。大エジプト博物館も日本の経済協力によって作られたもの。日本・エジプト関係は非常に良好である」と、二国間交流史を紹介。その上で「35年前、私は日本に魅了され留学し、日本語を勉強した。外交官を引退したら再び日本語を学び直したい」と述べられました。
当日は学部生・大学院生を始め約100人が参加。質疑応答も大いに盛り上がり、岡戸巧理事長のご挨拶、政経学部の奥田進一教授の総括コメントに続いて、学部生から花束が贈呈されました。
特別講演会の開催に当たっては、奥田教授に多大なるご尽力いただき、またリーム・アハマド講師に通訳をお引き受けいただきました。この場をお借りして深く感謝申し上げます。
【関連記事】エジプト・アラブ共和国特命全権大使が来訪されました

画像
画像