前期授業を行いました

掲載日:2025年07月15日

桂太郎塾では学内外講師による講義を行っています。
5月31日(土)には、河崎眞澄東京国際大学教授・元産経新聞台北、上海支局長が「中台両岸特派員―現在・過去・未来の時空―」と題して、台湾、中国の双方から見た中台関係について講義しました。講義では、始めに昨今、指摘される「台湾有事」について言及がありました。その後、台北支局長時代の記事を基にお話いただき、特に李登輝元総統との体験など貴重なお話に溢れた講義でした。
6月7日(土)には、田野武夫政経学部長が、「桂太郎とドイツ」と題して、ドイツ国内の桂太郎に関する資料を基に桂太郎のこれまで語られなかった姿について講義しました。講義では、桂太郎がドイツでいかに学び、後に首相として日独関係を築くことにつながったかについて言及がありました。桂太郎の「外交官」としての顔、また、「政治家」としての顔を知る貴重な機会でした。
続いて、6月14日(土)には、渡部恒雄笹川平和財団安全保障研究グループ上席フェローが、「トランプ政権の行方と日本の戦略」と題して、米国の国家戦略、トランプ米国大統領の狙いについて講義しました。講義では、国の政治や安全保障について理解を深めるためには、その国が掲げる国家戦略を理解することが必要であるとの言及があり、アメリカの国家戦略とトランプ米国大統領の人事、外交、経済政策からトランプ米国大統領の目指す方向性についてお話がありました。国際情勢が揺れ動く中、日米関係や日本が取るべき方針について考えさせられる貴重な機会でした。
また、7月5日(土)には、川端一郎元駐カザフスタン大使が、「知られざる中央アジアの潜在力」と題して、中央アジアの国際情勢での位置づけ、中央アジアの日本との関係について講義しました。講義では、中央アジアの歴史的位置づけ、ソ連崩壊後の各国事情についてお話がありました。その後、国際講座における中央アジアの位置づけを取り上げ、特にロシア中国との関係について言及があり、近年の中国の進出の状況について説明がありました。日本と中央アジアの関係について、経済関係で支援から協力へ変えることの必要性について言及がありました。中央アジアという普段、あまり話を聞くことがない地域を知る貴重な機会でした。
桂太郎塾では、講義の後、ゼミナールを行い、塾生による論文発表、集団討論などを実施しています。

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