後期授業を行いました

掲載日:2025年11月18日

桂太郎塾では学内外講師による講義を行っています。

1011日(土)には、日本テレビホールディングスIRSP部長で、前報道局解説委員の大野伸氏が「情報洪水時代をどう乗り越えるか?」と題して、世の中に溢れる情報との向き合い方を講義しました。講義では、スマホやSNSの発達によって一億総メディア化している中でFAKE情報に惑わされないために、ネットのみならず新聞やテレビといったメディアを活用しながら有用な情報を得ていくことの重要性。また情報を消化し整理することで有効な発信が出来るということ。さらに実際の経験、教養、知識の引き出しを作ることで自らの「判断基準」を持てることをご自身の著書「情報洪水時代の歩き方」をベースに話をされました。

続いて、1025日(土)には、村田博文株式会社財界研究所代表取締役・本学理事が「混迷の時代におけるリーダーの条件」と題して講義を行いました。講義では、世界情勢が大きく変化し、政治と経済の結びつきがさらに密接になる時代の中で、確固とした地位を築いている企業とリーダーについてお話があり、ユニクロ、京セラなどの具体的な事例を挙げながら解説がありました。その上で、利他の精神の重要性に言及があり、さらに、基本軸がしっかりした上で変えるべきものと変えるべきではないところを判断して上で、時代に応じて変化することの重要性について言及がありました。

また、1115日(土)には、小林宏之リスクマネジメント・危機管理専門家・航空評論家(元日本航空機長)が「リーダーと危機管理」と題して講演を行いました。講演では、冒頭、リーダーシップと危機管理の6つのポイントを挙げ、そのポイントに沿って話が進みました。リーダーシップについては、機長の経験から人間力の重要性について言及があり、その上で、リーダーに必要な条件を挙げて説明がありました。また、危機管理については、PDCAサイクルに代わる新しいサイクルを示しながら意思決定について説明があり、また、危機管理の神髄として、何が大切かという重要度の選択が重要であるとの言及があり、その選択をするために必要な方法について機長時代の経験を踏まえた説明がありました。

桂太郎塾では、午前の講義に加えて、午後にはその日の講義の内容に沿ったテーマで論文発表、集団討論などを行い、学びを深めています。

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小林先生

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村田理事

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大野先生