言語教育研究科 教育研究上の目的と基本方針
言語教育研究科
人材の育成に関する目的その他の教育研究上の目的
卓越した言語運用能力を持ち、かつ言語教育に関する高度の専門知識と指導技術・能力を身につけた職業人並びに研究者を養成する。
(1) 英語教育学専攻
卓越した英語運用能力を身につけ、英語教育に関する高度な専門知識と実践的な指導技術・能力を身につけた職業人並びに研究者を養成する。
(2) 日本語教育学専攻
日本語に関する高度な知識を有し、外国語としての日本語教育の高度な専門知識と実践的な指導技術・能力を身につけた職業人並びに研究者を養成する。
(3) 言語教育学専攻
英語及び日本語に関する高度な専門的知識を有し、外国語教育の卓越した専門知識と実践的かつ科学的な指導技術・能力と研究能力を身につけた言語教育分野の貢献できる専門的職業人並びに研究者を養成する。
言語教育研究科
修士・博士課程に関する三つの基本方針
修了認定・学位授与の方針[ディプロマ・ポリシー]
英語教育学専攻 博士前期課程
1. 修了時までの到達目標
本研究科の英語教育学専攻博士前期課程では、言語教育のスペシャリストを養成するため、専攻のカリキュラムにしたがって所定の単位を修得し、提出した修士論文が専攻内規に則って審査され合格した者は、修士(言語教育学)の学位が授与される。
(1)高度な専門的知識の修得
21世紀のグローバル化時代の課題と社会の要請に応えるべく、英語、英語教育およびそれを取り巻く文化、歴史などに関する優れた専門知識と研究能力と広い視野を身につけている。
(2)問題発見解決力の修得
英語教育が現実に直面する諸課題を多面的な視野から発見し、それに対して自ら進んで対応し、指導的な立場から積極的に他者と協働して問題を解決できる能力を身につけている。
(3)コミュニケーション力の修得
異文化コミュニケーションを積極的に行い、異なる文化的背景を持つ人々と相互理解を深めることを通じて、国際的感性とコミュニケーション能力、修得した英語を正確に運用する力を身につけている。
2.修了後の進路
同課程の教育課程を修め、以上の目標に十分達したと認められた学位取得者は、教育界・学界・産業界において国際的に優れた能力を発揮することができる。
日本語教育学専攻 博士前期課程
1. 修了時までの到達目標
言語教育研究科日本語教育学専攻博士前期課程では、言語教育についての専門的知識を身に付け、指導的な立場で教育と研究活動ができるスペシャリストを養成するため、十分な指導を行い、以下の到達目標に達した者に対して修士(言語教育学)の学位を授与する。
(1)高度な専門的知識の修得
グローバル時代の課題と社会の要請に応えるべく、日本語、日本語教育および関連分野に関する高度な専門的知識と技能を修得し、教育・研究などの専門家として活躍できる能力を身につけている。
(2)問題発見解決能力の修得
日本語および日本語教育が直面する問題を多面的な視野から発見し、それに対して自ら進んで適切に対応し、積極的に他者と協働しつつ問題解決できる能力を身につけている。
(3)コミュニケーション力の修得
異文化コミュニケーションを積極的に行って異なる文化的背景を持つ人々と交流し、相互理解を深める力と確かな日本語力およびコミュニケーション力を身につけている。
2.修了後の進路
同課程の教育課程を修め、以上の到達目標に十分達したと認められた学位取得者は、言語教育機関、言語教育・文化交流関連の機関・企業などで、専門家として優れた能力を発揮することができる。
言語教育学専攻 博士後期課程
1. 修了時までの到達目標
言語教育研究科言語教育学専攻博士後期課程では、言語教育についての高度な専門的知識を身に付け、指導的な立場で教育と研究活動ができるスペシャリストを養成するために、十分な研究指導を行い、以下の到達目標に達したものに対して博士(言語教育学)の学位を授与する。
(1)高度な専門的知識の修得
グローバル時代の課題と社会の要請に応えるべく、言語教育についての高度な専門的知識を修得し、幅広い視野と見地からその知識を生かして優れた教育力としっかりした研究能力を身につけている。
(2)問題発見解決能力の修得
言語教育が直面する問題や課題を多面的な視野から発見し、それに対してまず自ら進んで適切に対応し、指導的な役割を発揮しつつ積極的に他者と協働して問題解決できる能力を身につけている。
(3)コミュニケーション力の修得
異文化コミュニケーションを積極的に行い、異なる文化的背景を持つ人々と交流し、相互理解を深める力と確かな語学力を基に、そのグローバルな視野を言語教育に生かす力を身につけている。
2.修了後の進路
同専攻の教育課程を修め、以上の目標に十分に達したと認められた学位取得者は、国内外の多様な言語教育機関、言語教育・文化交流関連の研究機関・団体・企業等で、優れた能力を発揮することが出来る。
教育課程編成・実施の方針[カリキュラム・ポリシー]
英語教育学専攻 博士前期課程
1. 教育課程の編成
本研究科の英語教育学専攻博士前期課程では、同課程の「修了認定・学位授与の方針」を踏まえ、以下の3点を重視し編成する。さらに教育課程の編成にあたっては、順次性、体系性及びコースワークとリサーチワークを適切に組み合わせた教育に配慮する。
(1)高度な専門的知識の育成
英語教育学専攻の科目区分の授業科目において、英語教育学の専門知識を理解させ、中学校、高等学校やその他の教育機関等において高度な英語の授業ができる実践力を高める。
(2)問題発見解決力の育成
英語教育が直面する課題を多面的な視野から発見し、それに対して自ら進んで対応し、指導的な立場で積極的に他者と協働して適切に対応できる問題発見・解決力を高める。
(3)コミュニケーション力の育成
幅広い異文化理解を深めるとともに、英語コミュニケーション能力の高度な育成、並びにその応用としての言語教育・学修方法論の研究を行う能力を高める。
2.学修成果の評価
学修成果の評価については、予め、学生に各授業科目の到達目標、授業計画、予習・復習及び成績評価の方法等を明示したうえで、「修了認定・学位授与方針」に沿った学修過程を重視しつつ、成績評価基準に基づき厳格に行う。さらに、学位論文にあたっては、学論文審査基準に基づき、学位審査及び修了認定を厳格に行う。
日本語教育学専攻 博士前期課程
1. 教育課程の編成
言語教育研究科日本語教育学専攻博士前期課程の教育課程は、同課程の「修了認定・学位授与の方針」を踏まえ、以下の3点を重視し編成する。さらに、教育課程の編成にあたっては、順次性、体系性およびコースワークとリサーチワークを適切に組み合わせた教育に配慮する。
(1)高度な専門的知識の育成
日本語・日本語教育の専門家に必要な、日本語学系科目、日本語教育学系科目、さらに日本語の背景となる文化系科目の3つの分野を軸に体系性のあるカリキュラムを編成し、少人数かつ参加型の教育を通して、これらの専門的知識と技能を育成する。
(2)問題発見解決能力の育成
能動的な学修に配慮した授業や、研究計画作成から分析・執筆に至るまでの指導や議論を行う特別演習などを通じて、自立した専門家に必要な問題発見解決能力を育成する。
(3)コミュニケーション力の育成
異文化交流や日本語運用能力に関する科目群を配して異文化間理解を深めるための知識や言語表現力の涵養を図り、修士論文中間発表会等の専攻内外の活動に対する積極的かつ協働的な関わりによってコミュニケーション力を育成する。
2.学修成果の評価
学修成果の評価に関しては、予め、学生に各授業科目の到達目標、授業計画、予習・復習及び成績評価の方法を明示したうえで、「修了認定・学位授与方針」に沿った学修過程を重視しつつ、成績評価基準に基づき厳格に行う。また、学位論文審査にあたっては、学位論文審査基準に基づき学位審査および修了認定を厳格に行う。
言語教育学専攻 博士後期課程
1. 教育課程の編成
言語教育研究科言語教育学専攻博士後期課程の教育課程は、同課程の「修了認定・学位授与の方針」を踏まえ、以下の3点を重視し編成する。さらに、教育課程の編成にあたっては、順次性、体系性及びコースワークとリサーチワークを適切に組み合わせた教育に配慮する。
(1)高度な専門的知識の育成
三つの教育研究分野の授業科目において、言語教育の高度な専門的知識を理解させ、その知識を言語教育の場で実践できるようにする。さらに、「特別演習」での指導教員による研究指導を通して、各分野の専門性をより一層高める。
(2)問題発見解決能力の育成
言語教育分野での問題発見の方法を理解させ、その問題を的確に調査・分析して解決する能力を育てる。さらに、「特別演習」での指導教員の研究指導を通して、そのような能力をより一層高める。
(3)コミュニケーション力の育成
異文化理解へつながるコミュニケーション力の重要性を理解させ、それを言語教育の場で実践できる力を育成する。さらに、「特別演習」での指導教員の研究指導を通して、そのような能力をより一層高める。
2.学修成果の評価
学修成果の評価については、予め、学生に各授業科目の到達目標、授業計画、予習・復習及び成績評価の方法等を明示したうえで、「修了認定・学位授与方針」に沿った学修過程を重視しつつ、成績評価基準に基づき厳格に行う。さらに、学位論文審査にあたっては、学位論文審査基準に基づき学位審査及び修了認定を厳格に行う。
入学者受け入れの方針[アドミッション・ポリシー]
英語教育学専攻 博士前期課程
1.入学前に求められる能力、水準等
本研究科の英語教育学専攻博士前期課程では、同課程の「修了認定・学位授与の方針」を踏まえ、言語教育のスペシャリストを養成し、国内外の様々な分野で活躍できる有為の人材を輩出することを目的とする。
このため、同課程に入学を希望する場合、本研究科の目的及び研究分野に高い関心を持ち、さらに以下の要件に該当するものとする。
(1)専門的知識力
本課程において修学するうえで、必要となる英語教育学とそれに関連する英語学や英語コミュニケーション学等に関する基礎的な知識ならびに基本的学修能力を有している。
(2)問題発見解決力
専門分野における探究心と研究意欲を持ち、英語教育が現実に直面する課題を的確に発見し、積極的に他者と協働して多元的な視点から問題解決できる能力を修得している。
(3)コミュニケーション力
異文化コミュニケーションを積極的に行い、異なる文化的背景を持つ人々と交流し、相互理解を深める意欲があり、基本的な英語コミュニケーション能力を修得している。
2. 入学希望者に求められる能力・水準等の判定方法
選抜試験は、人物ならびに目的意識とそれを実現しうる学修意欲と能力を審査するための面接・口頭試問に重きをおく推薦試験と、学力水準の審査に重点をおく一 般試験との二つの方法により入学に求められる水準、能力等を判定する。前者においては、それまでに高等教育等で得た知識や体験、資格も審査の対象とする。また、 選抜試験は一般、留学生及び社会人の別を設け、実施する。
日本語教育学専攻 博士前期課程
1.入学前に求められる能力、水準等
言語教育研究科日本語教育学専攻博士前期課程の教育課程は、同課程の「修了認定・学位授与の方針」及び「教育課程編成・実施の方針」を踏まえ、卓越した日本語運用能力と高度な専門的知識を身につけた、指導的な立場で教育と研究活動ができるスペシャリストを養成し、国内外の様々な分野で活躍する有為の人材を輩出することを目的とする。
このため、同課程に入学を希望する場合、本研究科の目的及び研究分野に高い関心を持ち、さらに以下の要件に該当するものとする。
(1)専門的知識
本課程において修学するうえで必要となる、日本語・日本語教育・日本文化に関する基礎的な知識と基本的学修能力を有している。
(2)問題発見解決能力
日本語教育やそれに関連する専門分野の諸問題に対する探究心と研究意欲を持ち、研究に必要となる多元的視点と論理的思考力を有している。
(3)コミュニケーション力
異文化交流や多文化共生に対する理解を有し、かつ様々な場面に対応した日本語によるコミュニケーション力を有している。
2. 入学希望者に求められる能力、水準等の判定方法
選抜試験は、人物ならびに目的意識とそれを実現しうる学修意欲と能力を審査するための面接・口頭試問に重きをおく推薦試験と、学力水準の審査に重点をおく一般試験との二つの方法により入学に求められる水準、能力等を判定する。前者においては、それまでに高等教育等で得た知識や体験、資格も審査の対象とする。また、選抜試験は一般、留学生及び社会人の別を設け、実施する。
言語教育学専攻 博士後期課程
1.入学前に求められる能力、水準等
言語教育研究科言語教育学専攻博士後期課程は、同課程の「修了認定・学位授与の方針」及び「教育課程編成・実施の方針」を踏まえ、英語や日本語に関する高度な専門的知識を有し、外国語教育の卓越した専門知識と実践的かつ科学的な指導力と研究能力を身につけた言語教育のスペシャリストを養成し、国内外の様々な分野で活躍する優れた人材を輩出することを目的とする。
このため、同課程に入学を希望する場合、本研究科の目的及び研究分野に高い関心を持ち、さらに以下の要件に該当するものとする。
(1)専門的知識
本課程において修学するうえで、必要となる言語教育の専門的知識とそれを身に付ける適切な学修能力があり、それを言語教育の場へ応用する実践力や言語教育分野の探求の為に活用する研究力を有している。
(2)問題発見解決能力
本課程において修学するうえで、必要となる言語教育の問題点を適切に発見する力とそれを多角的な視点から分析し、その上で他者と協働しながら能動的に解決する力を修得している。
(3)コミュニケーション力
本課程において修学するうえで、必要となる異文化理解に関わるコミュニケーション力を十分に理解し、それを言語教育の場や研究活動の中で指導的な立場から実践できる能力を修得している。
2. 入学希望者に求められる能力、水準等の判定方法
選抜試験は、人物ならびに目的意識とそれを実現しうる学修意欲と能力を審査するための面接・口頭試問に重きをおく推薦試験と、学力水準の審査に重点をおく一 般試験との二つの方法により入学に求められる水準、能力等を判定する。前者においては、それまでに高等教育等で得た知識や体験、資格も審査の対象とする。また、 選抜試験は一般、留学生及び社会人の別を設け、実施する。