英語教育学専攻の特徴

英語教育学専攻の特徴は、バイリンガル教育です。日本の英語教育事情に詳しい日本人教員に加えて、大学院で教える資格を持ったネイテイブ教員による全て英語で行われる授業を通して、英語教育に関する知識・技能だけではなく高い英語運用能力を身に付けることができます。2014年4月の時点で、修了単位数の3分の2(変更の可能性あり)を英語による授業で取得することが可能です。また、修士論文もネイテイブ教員の指導によって執筆することが可能です。

学習システム

「学部で英語教員の資格を取ったが、さらに実力をつけて英語教員の職に就く可能性を高めたい」、あるいは「現役の英語教員だが、ティーチング・スキルに磨きをかけ知識を増やしたい」。このような方々のために、英語教育学専攻科は、下記のような特色ある「教員養成・研究の場」を提供しています。 日本では今、教員の「質」が問われています。大学院で充実した2年間を過ごし、自信を持ってプロの英語教員というハードルに挑戦してみませんか。

1.多様なニーズに対応(基本から実践まで)

従来の研究者養成を主とした大学院とは異なり、「英語教員として必要な(言語)知識を基礎から構築したい」というレベルから、「有名進学高校でも、どんなテキスト、入試問題でも教えられる力をつけたい」といったレベルまで、受講者の英語力を伸ばします。自分の英語の知識に自信を持って教壇に立てる人材を育成します。

2.英語教育史から最新のテクノロジーを使用した英語教授法まで、
英語教育の様々な分野を網羅したカリキュラム(幕末から平成まで)

英語教育学専攻で開講される講義は、「英語教育学」・「言語学・英語学」・「英語コミュニケーション学」の3分野で構成されています。英語教育の歴史から、最新のコンピュータを使った実践的英語教育方法まで、英語教育学研究の多様なニーズに応え、知識の偏りのないバランスの採れた人材養成を目指しています。

3.充実した論文指導(レポート、プレゼンから修士論文まで)

卒業論文を書いたことがない学部卒業生にとって、修士論文作成は「未知の恐怖」かもしれませんが、アドバイザーを中心に、テーマ決定から実際の書き方まで、きめ細かな論文指導を行っています。

4.拓殖大学英米語学科の専任教員を中核とした、少人数教育(学ぶ側から教える側まで)

拓殖大学には30年の歴史を誇る外国語学部があり、英語教育学専攻では、同学部の教授・准教授計7人が中心となり教育を行っています。平均受講者が各クラス2,3名の徹底した少人数教育を実践しています。
また、希望者は、TA(有給のティーチング・アシスタント)として、拓殖大学外国語学部英米語学科の授業で、授業補佐、データのサンプリング等を行うことも可能です。学生によっては、教員と共同でWriting やReading の授業を行うこともあります。つまり、教育実践の場ともなるわけです。
将来は、プログラムに学生による模擬授業なども積極的に取り入れ、教育の実践性を高めたいと考えています。

5.充実した夏期集中講義(朝から夕まで)

平日の講義への出席が難しい社会人の方は、夏休みに行う集中講義を受講すると便利です。半年分の講義(2単位)を3,4日で終了するものです。学生の需要に応じて、授業数を増やしていきます。

以上5つの特色以外にも、英語教育学専攻は、「地球時代」の英語教育者、「社会の期待に十分に応え得る英語教育者」の育成を目指し、時代のニーズに即応する様々なプロジェクトを計画中です。