上海師範大学外国語学院で日本語を教えています

曹倩さん

2021年12月11日に中国・北京で行われた「2021年外研社多語種"教学之星"大賽全国総決賽」で、言語教育研究科博士後期課程修了生の曹倩さんが全国2位(日本語専攻部門)を受賞しました。
このコンテストは北京外国語大学中国外語と教育研究センター及び北京外国語大学中国外語教材研究センター、全国基礎外語教育研究センター、外語教学与研究出版社の共同主催であり、中国全国の大学に所属する外国語教師を対象に、英語をはじめ、日本語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、韓国語の6部門が設置されています。中国国内では、最大級の外国語授業コンテストとも言われています。
2020年度のコンテストは新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、英語以外の部門の開催が見送られ、2年ぶりの開催となった2021度はオンラインで実施されたということです。

賞状

賞状

曹倩さんのコメント

私は20167月に拓殖大学言語教育学の博士号を取得し、同年9月より上海師範大学外国語学院で日本語を教えています。
これまで、主に「基礎日本語」、「日本語文法」、「日本語会話」、「ビジネス日本語」などの授業と学部生の卒論指導を担当してきました。
上海師範大学で教え始めた当初、言語教育研究科の先生方のように分かりやすく充実している授業をすることが本当に私にできるのか、どうクオリティの高い授業が提供できるのか、緊張、戸惑いと不安の毎日でした。留学の時の授業メモや配布資料などを手元に置きながら授業の準備をしたこともありました。
今回の授業コンテストに参加して、緊張もありましたが、他の日本語教師と切磋琢磨して、授業スキルを向上させる良い機会だと思って、下準備を入念に行いました。
全国2位を取って本当に光栄です。言語研究科の先生方から教わった教授法や知識などを活かしたからこそ、今の成績があります。先生方に深く感謝しております。
授業コンテストで良い成績を取ることが決してゴールではなく、そういった授業を日々提供できるように、この先も全力で頑張っていきたいと思っています。
最後に、この場をお借りして、修士の時からずっと暖かく応援して下った指導教授である石川守先生と言語教育研究科の先生方に深く感謝申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

授業の様子

授業の様子