「美しすぎる日本語教師」杜姣さんが中国で活躍しています

杜 姣(ト コウ)さん(西南財経大学天府学院 副教授・日本国際部 部長)

拓殖大学大学院言語教育研究科では、これまで多くの言語教育のスペシャリスト(英語教師、日本語教師など)を輩出してきましたが、杜姣(と こう)さんは、中国で最も有名な日本語教師の1人ではないかと思います。

杜姣さんは、2012年4月に拓殖大学大学院言語教育研究科(博士前期課程)日本語教育学専攻に入学し、2014年3月に修士の学位を取得したあと、中国に帰り、2014年8月から中国・四川省成都市にある西南財経大学天府学院で日本語を教え始めました。

2015年に、「最美日語老師」として、中国のSNSで拡散し、「美しすぎる日本語教師」として、日本のテレビ番組でも取り上げられて、有名になりました。その人気はすさまじく、一時は教室に入りきれないぐらい多くの学生が授業に押しかけたといいます。これまでに教えた学生は3000人を超えるそうです。

その人気から、2015年~2022年に、『新経典日本語』(外語教学与研究出版社)、『みんなの日本語』(外語教学与研究出版社)のビデオ教材の講師なども務めています。

杜姣さんは、現在、西南財経大学天府学院の副教授で、日本国際部の部長を務めています。日本国際部は、杜姣さんの尽力により、2019年に設立された、高校との連携や日本との国際交流を行う日本語教育機関で、杜姣さんは、この4年間、10名余りの教員チームを率いて、学生の日本への送り出しを行ったり、日本の提携大学との交流を行ったりしてきました。これまでに何十名もの学生を日本の学校に進学させ、今では、日本国際部は、中国の西南地区で最も有名な日本語教育機関となっているといいます。

こういったことが評価されて、杜姣さんは、2015年に西南財経大学天府学院第1回教育コンクールで第1位となり、2018年に西南財経大学天府学院の優秀教師に選ばれ、2021年には、四川省楽山市オンライン教育キャンパス建設・発展に対する貢献により、四川省楽山市教育基金会特別貢献賞を受賞しています。

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四川省成都市のカフェで

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日本国際部での講演