中国・アモイの集美大学で日本語を教えています

徐恵君さん(集美大学外国語学院 日本語教員)

2020年3月に拓殖大学大学院の言語教育研究科の博士後期課程を修了後、3月末に、約7年半の留学生活を終わらせて、家族のいる、故郷である中国・福建省に戻りました。同年4月中旬から、福建省の廈門(アモイ)市にある集美大学に就職し、外国語学院で日本語を教えています。

私は2014年4月に拓大言語教育研究科の博士前期課程・日本語教育学専攻に入り、同課程修了後、学内推薦で、博士後期課程に進学しました。指導教授は博士前期課程からずっと阿久津智教授でした。勉強のあまりできない私は本当に指導教授に大変ご迷惑をおかけしたと思います。また、拓大に入学してから、指導教授である阿久津先生をはじめ、同研究科の先生のみならず、ほかの研究科の先生にも、学務課や国際課の方々にも、そして研究室の先輩や後輩たちにも大変お世話になりました。みなさまのおかげで、現在の自分があると思います。ここで心から深い感謝の意を表したいと思います。

今、自分が教える側になり、学部の授業、4年生の論文指導などを担当しています。そのほか、ある高等学校の日本語教員を指導する授業も担当しています。(元々は、大学の入学試験の外国語科目は英語のみでしたが、今では、日本語も選べるようになりました。)

また、教員として、授業や生徒たちの指導することはもちろん、研究にも引き続き熱心に取り組んでいます。私は、大学時代の専門は日本語ではなく、英語だったので、学部の生徒たちに良い授業できるかどうか、最初は悩んでいました。助けてくれたのは、阿久津先生がゼミでよく言う言葉である「とりあえずやってみないと」です。この言葉を考えると、動力が出てきます。授業が始まってからもう9週目に入りますが、一応順調に授業をしています。日本語先生としてはまだまだこれからですが、良い先生になれるように頑張っていきたいと思います。

今勤めている集美大学は、今年102周年を迎える、省公立総合大学であり、キャンパスは厦門市の集美区に分布しています。キャンパスの景色はきれいで、食堂の食事もすごく美味しいです。みなさん、厦門にいらっしゃったら、ぜひ集美大学に遊びに来てください。ご案内します。

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集美大学のキャンパス

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アモイの海岸