危険情報共有システム

工学部棟にある実験室(以下、実験実習工場含む)では、液体窒素や液体Heを取り扱うことがあります。何らかの原因により容器が転倒し、これらの冷媒が実験室内に漏れ出た場合、実験室内は酸素不足の状態となります。当該実験室では実験室内の酸素が不足している状態を検知すると赤色のライトが点滅するシステムを設置しています。

この点滅は実験室の外から分かります。ライトが点滅しているので、何らかの事故が発生したと判断して人間が実験室に入ると、酸素不足の状態は厳しく、即座に人間は気を失い、生命に関わる危険な状態に陥るとのことです。従って、点滅が認められた場合には決して実験室には入らず、室外から窓を開け、空気を実験室に入れる対応を取ることが先決となります。事故に対して採る対応策が異なります。

アルミ材の穴あけ加工の実習

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工学部棟内では様々な実験が行なわれますが、それに伴なって何らかの事故が起こる事が考えられます。工学部では事故により生じる危険に関わる情報を関係者の間で共用し、周知することにより工学棟内の安全を高め、適切な対応を取る以下の体制を構築しています。


  1. 工学部棟内の実験室或いは研究室を管理する教員が重大な事故となる可能性がある当該室に予想される事故、危険の内容およびその対応について考え、『危険情報票』に記入する。記入した『危険情報票』を安全委員長に送付する。
  2. 提出を受けた安全委員長は、『危険情報票』から把握される危険な状況について、『危険情報票』に記載された対応が妥当であるかを考える。対応策が適当で無いと思われる場合には当該室の責任者と検討する。必要がある場合には工学部棟内の巡回を行う守衛担当者、清掃担当者にも連絡する。
  3. 安全委員長は工学部全体の『危険情報リスト』に上記の『危険情報票』の内容を追加する。
  4. 安全委員長は年度初めの教授会に於いて、工学部教員に『危険情報リスト』の存在および新たに危険情報リストに加えた『危険情報票』を周知する。個々の教員は『危険情報リスト』を見て工学部棟内に想定しうる危険情報を把握し、事故が起こった時に備える。
パーチライト

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