採用試験・内定から入社まで

エントリー

エントリーとは、企業への情報提供の申込みです。エントリーすると、その企業への採用情報や企業情報、説明会の案内などがメールやダイレクトメールで送られてきます。まずは、興味をもった会社に積極的にエントリーしましょう。

会社説明会

エントリー後、選考に進む前に開催されるのが会社説明会です。説明会に参加することで、採用担当者の話を直接聞くことができ、より具体的な採用情報も入手できます。会社の雰囲気を肌で感じることもできます。前日までに企業のホームページを熟読し理解しておきましょう。

合同企業説明会

合同企業説明会は、ホテルやイベントホールなどの広いスペースを使って、一つの会場にたくさんの企業が集まって開催される説明会です。企業を比較したり、一度にいろいろな業界を見ることができる機会です。

筆記試験

留学生も日本人と同じ試験を受けることになるため、十分な対策が必要な筆記試験。基本的に日本語での出題となり、日本語の読解力が求められます。自分が志望する企業に必要な試験を調べて、早めに準備を始めましょう。

筆記試験の種類

①適性検査
「SPI3」「CAB」「GAB」など、学力検査と性格検査の2つを合わせて実施します。選考は筆記やWebで行い、職務適正やストレス耐性などをはかるものもあります。

②一般常識テスト
社会、国語、英語、文化、数学、理科、時事問題など、様々なジャンルから出題されます。

③作文・論文
与えられたテーマについて自分の考えを記述するテストです。

④その他
「ENG」「GFT」「クレペリン」「IMAGES」「SCOA」「玉手箱シリーズ」など。

日本のもっとも多くの企業が利用しているのは「SPI3」です。

面接

選考課程でもっとも重要なのが「面接」です。自己分析、業界・企業研究をもとに、志望動機や自分の強みや考え方などを、自分の言葉で面接官に伝えられるように準備しましょう。

面接の種類

①グループディスカッション
4~6人の集団を1グループとして、与えられたテーマについてグループ内で討議します。

②グループ面接
応募者数が多い企業が、個人面接が可能な人数まで応募者を絞り込むために実施されます。

③個人面接
1人にじっくり時間をかけて性格を把握する目的で実施します。

内定から入社まで

内定をいただいてから入社までの流れを把握し、計画的に行動しましょう。

1.内定通知

最終選考を終えて、企業から採用の意思を伝えるのが内定通知です。第一報は電話で、その後「内定通知書」が送付するケースが多いです。すでに他社から内定を得ている場合や、その企業に入社する意思がない場合は、早めに誠意をもって辞退を申し入れましょう。

2.誓約書の提出

内定通知後、入社する意思を確認する書類の提出が求められます。それが誓約書です。郵送する場合には、期限が過ぎて「内定取り消し」になることのないように注意しましょう。

3.入社の意思決定

最終的に入社したい企業を1社に絞り込みます。複数の内定がある場合には、就職課や先生、家族に相談し、早めに入社する企業を決定します。辞退を保留していると、企業に迷惑をかけるだけでなく、後輩たちの採用を不利にしかねません。

4.在留資格の変更

日本企業に就職するためには、在留資格を「留学」から就労可能な資格へと変更手続きが必要になります。早めに準備を始めましょう。

5.入社

企業によっては、入社日までに懇親会や内定式、入社前研修などを設定している場合があります。スケジュールを確認しておきましょう。

就職活動の準備 在留資格の変更