日本語弁論大会
国際部では、毎年インドネシアの提携校であるダルマ・プルサダ大学及び台湾の提携校である東呉大学では大学生の部、高校生の部に分け日本語弁論大会を開催しており、本学はそれぞれ共催又は後援の形態で協力しております。また弁論大会の優勝者には、毎年10月下旬に日本で開催している「高校生・留学生作文コンクール」表彰式において、弁論大会優勝者による優勝スピーチ披露のため一週間の日本研修の機会を提供しています。
日本語弁論大会開催の目的は、現地で日本語を学ぶ高校生・大学生に日本語・日本文化への関心を持たせると同時に提携校と本学との日本語教育の協力関係を構築することにあります。
訪日スケジュール例(宿泊先は拓殖大学留学生寮)
- 一日目 日本到着
- 二日目 拓殖大学高校生・留学生作文コンクール表彰式にて弁論大会優勝スピーチ披露
- 三日目 文京・八王子国際キャンパス視察、別科 日本語教育課程授業見学、ゼミ学生との交流会参加など
- 四日目 日本文化研修: 東京江戸博物館、上野科学博物館等の文化施設訪問
- 五日目 前日に引き続き東京の文化施設訪問
- 六日目 自由行動 夕方に訪日感想披露
- 七日目 帰国
インドネシア ダルマ・プルサダ大学日本語弁論大会
日本語・日本文化の理解の促進、日本・インドネシアの友好を増進させること、ダルマ・プルサダ大学と本学との日本語教育の協力関係を構築することを目的に、毎年9月中旬頃に実施されています。本大会は2002年から毎年実施し、2012年で10回となりました。
本大会での印象的な出来事としては、2012年高校生の部で優勝したインテン・ヌルワファさんの日本語指導を行った同高校の教員カニザ先生は第一回日本語弁論大会 大学生の部で優勝した方だったこと、 また、2012年度大学生の部で優勝したアユ・レニ・ノファ・ノウィタさんは、これを機にタイへの進学予定を日本へ変更するなどのことがありました。
こうしたことから、着実に本大会がインドネシアに根付いているといえるでしょう。

東呉大学主催全国高校生日本語スピーチコンテスト
東呉大学では、高校における第二外国語教育の強化という政策に合わせ、日本語学科の教員を高校に派遣し、日本語教育の支援を行っています。その一環としてスピーチコンテストを毎年10月中旬に開催し、高校生に日本語の発表の場を提供し、高校生の日本語の会話・作文・発音の能力向上に取り組んでいます。
この取り組みは2000年に始まり、その後継続的に開催しながら2012年で第14回目を迎えました。
本学では、1985年以来、双方の学生派遣・受入など長い交流の歴史を持つ東呉大学との関係をより深めるため、2007年から毎年本スピーチコンテストに協力をしています。