ご挨拶

拓殖大学オープンカレッジ「日本語教師養成講座」にご興味をおもちいただき、ありがとうございます。
本講座は、1969(昭和44)年に、拓殖大学語学研修所(現・言語文化研究所)の公開講座として開設されました。当時は、まだ日本語教師という仕事が世の中に知られておらず、日本語教師を養成する機関もほとんどなかったころです。それから、すでに半世紀がたつわけですが、この間、本講座からは、多くの日本語教師が巣立ち、国内外の日本語教育機関で活躍してきました。
さて、昨今、日本国内において「日本語に通じない」人々(外国人等)が増加・多様化し、それにともない、日本語教師の質と量の確保が早急に求められるなど、日本語教育をめぐる状況が大きく動いています。2019(令和元)年6月には、国内における日本語教育の機会の拡充や日本語教育の水準の維持向上等をめざす「日本語教育の推進に関する法律」が公布・施行され、これを受けて、現在、日本語教員の資格制度(「公認日本語教師」)の創設が検討されています。 これに先立ち、2016(平成28)年7月に、法務省・入国管理局(現・出入国在留管理庁)により「日本語教育機関の告示基準」が策定されています。本講座は、この「告示基準」、およびその「解釈方針」に規定する日本語教員の要件として適当と認められる研修(420単位時間以上の日本語教師養成研修)として、2017(平成29)年に、文化庁に届出を受理されています。
本講座は、2017(平成29)年度に、それまでの2年コース(平日夜間開講)から1年コース(平日夜間・土曜日開講)に編成替えを行いました。2020(令和2)年度においては、さらに、2019(平成31)年3月に文化審議会国語分科会から出された「日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)改訂版」に合わせ、科目名称の変更や内容の一部見直しを行うなど、教育課程をよりわかりやすいものに改編いたしました。これにより、本講座は、日本語教師養成研修として、その内容や範囲が明確化され、より充実したものになったのではないかと自負しております。
今後、日本語教師の公的な資格制度が整備されていくものと存じますが、本講座では、随時、これに対応していきたいと考えております。

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拓殖大学日本語教育研究所
所長 阿久津 智
(拓殖大学外国語学部教授)

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