人文科学研究所

概要

人文科学研究所は、人文科学に関してその学術の蘊奥を極めることを目的に、次の事業を行っています。

  1. 人文科学に関する調査研究
  2. 人文科学に関する刊行物の発行
  3. 人文科学に関する研究会、講演会、シンポジウム、公開講座等の開催
  4. その他、研究所の目的を達成するために必要な事業

本研究所は、学部専門科目分野以外の学部共通分野に対応する研究所として、学部横断的に設置されています。そのため全学部から集まった研究員は、幅広い専門的研究者の共同体を構成し、各自その役割を担っています。

恒例となっている公開講座(講演会)は、本研究所の研究員および企業や学会、他大学など外部から講師をお招きし、多様な分野と様々なテーマによって行っており、毎回、好評を博しています。

研究所の研究活動としては研究助成、紀要の発行、公開講座等の諸事業を実施していますが、将来的には、学内外の研究者が討論する場を確保するため、公開研究会の開催を検討しています。

また、学生支援としては、毎年「奨学論文」を募集し、学生諸君の人文科学に対する知見を深める機会を作っています。

拓殖大学機関リポジトリ:人文科学研究所

所長挨拶

犬竹正幸(政経学部教授)

人文科学とは大雑把に言って「人間とは何か」について研究する学問の総称であると言えます。しかし、人間とは何かに答えようとすれば、政治、経済、文化、科学技術など人間のあらゆる活動、また自然、社会、歴史など人間が関わるあらゆる対象を視野に入れる必要があります。その意味で人文科学はすべての学問分野を含んでいます。ただし、そうした人間の諸活動、諸対象のもつ人間にとっての意味を反省的に捉えるという視点こそが、人文科学を支えるもっとも枢要な一点です。人文科学がもつこうした理念を踏まえて、本研究所の紀要は「人文・自然・人間科学研究」と命名されました。

本研究所の所員は、人文科学のこうした理念を実現するに相応しく、哲学、文学、語学、歴史学の分野だけでなく、社会科学、自然科学、さらにはスポーツの分野に至るまで、非常に幅広い領域にわたる研究者で構成されています。そして、研究活動に取り組む所員たちのすぐれた研究成果が、年2回発行される紀要に結実しています。本研究所紀要のさらなる充実に努めて行く所存です。

それと並んで、本研究所では公開講座を開催して本学教員の研究成果を一般市民の方々に開放しています。おかげさまで好評をもって迎えられていますが、こちらも市民の方々のご期待に沿えるよう、一層の内容充実を図るつもりでおります。

激変する世界情勢の下、近年の我が国では効率性一辺倒の風潮が見られる一方で、極端な排外主義・独善主義の傾向が広まりつつあります。そうした動きの中にあって、人間とは何かという統一的な視点から人間とその社会を捉え直そうとする人文科学の必要性は、むしろ増大しているのではないでしょうか。本学人文科学研究所はそのための一助となるべく力を尽くしたいと考えています。

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出版物

紀要 『拓殖大学論集 人文・自然・人間科学研究』

37号(2017年3月)

36号(2016年10月)

35号(2016年3月)

34号(2015年10月)

33号(2015年3月)

32号(2014年10月)

31号(2014年3月)

30号(2013年10月)

29号(2013年3月)

28号(2012年12月)

27号(2012年3月)

26号(2011年10月)

25号(2011年3月)

24号(2011年1月)

23号(2010年3月)

22号(2009年10月)

21号(2009年3月)

20号(2008年10月)

19号(2008年3月)

18号(2007年10月)

奨学論文・作品

平成30年度 研究所奨学論文・作品募集 過去の研究所奨学論文・作品集

公開講座

開講スケジュール(10月~12月)

人文科学研究所主催公開講座
日 時 12月2日(土) 13:00~14:30(受付開始12:30)
テーマ 坪内逍遙『小説神髄』を読む ~日本近代小説の誕生~
内  容 日本文学史の教科書に必ず載っている『小説神髄』とは、どんなことが書いてある書物なのでしょうか。逍遙は、この本の表紙に「文學士坪内雄蔵著」と記しています。一方で、彼の作品として知られる『当世書生気質』の表紙には「春のやおぼろ先生戯著」と記しています。いったいこれはどういうわけなのでしょうか。『小説神髄』の一部を読みながら、日本近代小説の誕生のいきさつを探ります。
講 師 佐野 正俊 (拓殖大学外国語学部教授)
定 員 250名
受講料 1,000円 (事前申込は不要です、当日直接会場にお越しください。)
会 場 拓殖大学文京キャンパス E館 後藤新平・新渡戸稲造記念講堂

ご質問などがございましたら、kenkyu@ofc.takushoku-u.ac.jp宛に電子メールでご連絡いただけますようお願い申しあげます。