交換留学 / 番匠 沙織

交換留学を終えて

プロフィール

番匠 沙織 さん
商学部 国際ビジネス学科 3年
青森県立青森東高等学校 出身

留学先

韓国/大邱大学校

期間

2017年3月5日~2018年2月4日

研修先について

韓国・大邱は韓国の南に位置する都市で、夏は30度を越える蒸し暑い日が続き、冬は-10度まで気温が下がる日もある寒暖差が激しい気候です。また、首都ソウルよりも一般の韓国人に日本語ができる人が少なく、日本人留学生の人数も少ないため韓国語の学習のためにはとても良い環境でしたが、訛りがあるため少しリスニングが難しい部分もありました。私の留学先であった大邱大学校は校内がとても広く、自然豊かな環境の中にあります。私のような留学生も多く韓国だけでなく世界各国の人と交流することができました。韓国人学生と留学生が交流できるようなプログラムも実施されており、韓国の学生と実際に話したり様々な体験をしたりするのに良いきっかけになりました。大邱大学の国際課には日本はもちろんモンゴル、ベトナムなどの専門のスタッフがいるのでもし困ったことがあっても安心して生活できました。

寮の二人部屋

寮の二人部屋

日常生活について

修了式で友達と

修了式で友達と

私は大邱大学校の中の留学生だけが住む国際寮で生活していました。寮は7階まであり、地下に洗濯室、1階に管理室、パソコン室があり、1~7階に各自の部屋があります。一人部屋と二人部屋があり、二人部屋の場合、大体は同じ国の人または公用語が同じ人がなるようですが、違う国の人とペアになる可能性もあります。1~6階までは一つずつ調理室がありましたが、虫やにおいの問題で数が少なくなる可能性があります。寮は毎週火曜日の21時に点呼があり、その時に部屋にいなかったり部屋でたばこを吸ったりなどの違反行為をした場合は減点、または退寮の措置がとられます。その他は基本的に自由で様々な国の人がいるため、においがきつい料理を作っていたり夜中に騒いでいる音が聞こえたりと大変な面もありましたが、寮の中でも外国人の友達ができる、近くに学生食堂があるという点ではよかったです。他の留学生とは普段の授業で友達を作る場合もあり、運動会や遠足などの行事も頻繁に行われるのでその時に仲良くなれることが多かったです。しかし韓国人は周りにたくさんいますが、友達になるには積極的に交流プログラムに参加したりサークルに入ったりしない限りは難しいと感じました。

研修を通して得たことと今後の学生生活への影響と進路について

今回の交換留学の私の一番の目標は留学終了までに韓国語能力試験の一番難しい級である6級を取得することでした。留学前に受験したところ、級も取得することができず不合格だったので本当にこの目標を達成できるのか不安でしたが、約1年間という期間を無駄にせず結果のあるものにしたいとこの目標を立てました。平日は9~13時までの授業に参加し、午後は主に復習、予習の時間にあてました。夏休み中も短期の講習に参加し学校でできる勉強はなるべくしようと努力しました。その結果留学の終わりごろに受験した韓国語能力試験で無事6級に合格することができました。留学前の自分からは考えられないことだったので達成でき嬉しかったです。しかし、6級に合格したことで新たに不安も生まれました。わからない単語や文法が問題に出てきたとき6級を持っているのにという負担感やもっと勉強しなければという焦燥感を感じました。さらに、試験の韓国語と実際に韓国人の友達との会話で使用する韓国語は違って話し言葉だけでなく、流行語や略語も入ってくるのでより韓国人に近い韓国語が話せるようになりたいと感じました。また、韓国語を生かせる仕事に就きたいと考えているので今後も韓国語の勉強、留学生との交流を大切にして生活していきたいです。

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