長期研修プログラム / 瀧澤 景生
カナダ長期研修の報告
プロフィール
瀧澤 景生 さん
外国語学部 英米語学科 3年
新潟県立三条東高等学校 出身
留学先
カナダ/ランガラカレッジ
期間
2017年8月5日~2018年2月27日
研修先の紹介
カナダは多民族・多文化国家であり、街中や学校内でも様々な言語が聞こえてきます。特にアジア系の方が多いように感じました。日本人も度々見かけました。日本人経営のお店や、また日本人のスタッフが働いているクリニックや郵便局などのような施設もいくつかあるので、安心して利用することが出来ます。外国人経営のお店と比べ、やはり日本人の接客はとても丁寧だと改めて気付きましたが、その一方で、丁寧すぎるのではないかとも感じました。人にもよるかとは思いますが、外国人経営のお店では接客がそっけなかったり、商品棚の整頓が出来ていなかったり、問い合わせのメールをしても返信をしてくれなかったりとお客に対する配慮が欠けているところがありますが、働き手にとってはそこがまた良いところでもあると思います。もちろん配慮があることはお客にとって心地の良いことではありますが、日本の徹底された姿勢は行き過ぎているように感じます。そのせいで手厚くもてなされて当然と思い込み店員に対して乱暴な態度をとる人が後を絶たないのではないかと思います。一方カナダでは、店員とお客でお互いを尊重し合っているように見えますし、会話の最後には必ず感謝の言葉を述べています。一番日本に持ち帰りたい文化だと思いました。
学校生活について
8月の間は短期のプログラム、SELPでの授業を行いました。カナダの文化に焦点を当てた内容で、さほど難しいものではなく、スピーキングがメインの授業でした。教室内での授業に加え、クラスメイトと共にバンクーバー周辺の名所を巡る課外活動もあり、非常に楽しく英語と現地の文化を学ぶことが出来ました。9月からはよりアカデミックな内容を取り扱うLEAPプログラムが始まりました。私の最初のレベル4は難なくパスすることが出来ましたが、レベル5からはリーディングやリスニング問題の形式が異なり、また専門的な単語もより多く取り扱うようになった為、苦戦を強いられました。テストや課題で良いスコアを取るには、予習復習や先生に分からないところ、不安なところを訪ねるということが欠かせませんでした。LEAPでは英語のスキルに加え、様々な知識を蓄えることが出来ました。睡眠不足から生じる問題、薬物乱用、古代文明などいくつか興味深い授業テーマがあり、とても有意義な授業でした。
SELPプログラムでのプレゼンテーション
研修を通して得たこと、今後の学校生活への影響と進路
クロージングセレモニーにて
この研修を経て得たことと言えば、英語の上達はもちろんですが、何より日本では気付けなかった日本の魅力に気付けたことが私にとっての大きな収穫です。特に、今までは当たり前に食べていた日本食の素晴らしさや有難みを知ることが出来ました。カナダでの食事も美味しいのですが、あまり料理に時間をかけないのが普通らしく、その為どこか味気なく感じてしまいました。久しぶりに日本料理店で和食を食べた時、懐かしさもあるとは思いますが、その美味しさに感動しました。その気付きから、日本の食を支えたいという目標を持つことが出来ました。その目標に向かって、留学生活で培った経験と自信を就職活動、また就職後に活かしていきたいです。