長期研修プログラム / 島津 瑠衣
スペイン長期研修報告書
プロフィール
島津 瑠衣 さん
外国語学部 スペイン語学科 2年
浜松開誠館高等学校 出身
留学先
スペイン/サラマンカ大学
期間
2017年8月5日~2018年3月19日
研修先の紹介
私は、この研修で初めて海外での生活を体験しました。なので、毎日日本との相違点を見つけてばかりでした。8月の気候は、朝はとても寒く、昼間はとても暑いという寒暖差が激しい気温でした。なので、特に夏は服装に困りました。また、湿気が少なく、乾燥しているため汗もあまり出ません。そのため、日本より過ごしやすいなと思いました。そして、スペイン人は午後の14時頃から17時頃までシエスタをするという習慣があります。シエスタとは、昼寝や休憩時間のことを示します。この時間、多くの店や企業は閉まります。私は初めの頃、この習慣を知らなかったので戸惑いました。スペイン文化の特徴は、日本に比べてとてものんびりしています。良く言うとおおらかで良い面もあるのですが、悪く言えば適当でした。バスや電車などの交通機関は時間通りに出発、到着することはほとんどありません。スペインで生活していると、やはりスペイン人は情熱的で愛情深いなと感じることが多くありました。特に子供に対する愛情が深く、小さい子供や赤ちゃん連れの人に対してとても優しく心が広い方が多いなと思いました。
日常生活について
私が一番苦労したことは、食事の時間でした。スペインでの昼食は14時頃、夕食は21時頃に食べます。夕食の時間が遅いためか夜は軽めに食べる人が多く、一日のメインの食事は昼食です。初めの頃はこの時間に慣れることができず、日本時間の食事の時間にお腹が空いてました。生活する上でホストファミリーとの約束事は、ご飯が必要ない時は事前に連絡を入れることくらいで、とても自由な生活でした。スペインはとてもWi-Fi環境が良く、どこにでもWi-Fiがあります。なので、ネット環境は困ることなく生活できました。授業は毎日9時?13時頃まで、帰宅後に昼食、そのあとの時間は自由です。友達と出かけたり勉強したり散歩などをして過ごしました。休日は旅行に出かけたりしました。日本とは違い、自由時間が多かったので自分の好きなことをして過ごすことができました。
文法のクラス写真
研修を通して得たことと今後の学生生活への影響と進路について
スペイン三大祭りのLa Tomatina
8ヶ月間スペインで生活し、言葉の壁はもちろんのこと、慣れない環境で戸惑うことも多くありました。また、毎日が新しい経験の連続で、日本で生活しているだけだったら味わえなかった驚き、感動、困難がありました。自分で物事をやり遂げる自立心、自分の意見をしっかり持ち、それを言葉にする意志力、もっと話せるようになりたいという向上心、この研修に参加させてくれた親への感謝の気持ち、そして語学力。私は語学力以上に学んだものが多くありました。何かを得たいと思ったら自分から行動することがとても大切だと思いました。また、自分のスペイン語に自信がある人は何事にも積極的に行動している人が多いなと感じました。私は、積極的に行動したいが自信がないために何度も諦めてしまうことがありました。私にとって、この8ヶ月間の研修は語学面的にも内心的にも自信に繋がったと思います。