短期研修プログラム / 中島 隆志

大変勉強になりました。

プロフィール

中島 隆志 さん
国際学部 国際学科 2年
武相高等学校 出身

留学先

中国/華東理工大学

期間

2018年2月25日~3月18日

華東理工大学での授業・生活

私達は「励志公寓」という留学生寮に滞在しました。大学のキャンパスはとても広く、食堂や商店が充実しています。(私のお気に入りは第4食堂です。※どの食堂も美味しいです。)現地での生活は華東理工大学日本語学科の学生アシスタントさん達がサポートして下さり、そのお陰で私たちは慣れない環境でも動揺することなく生活することができました。
授業に関しては、拓殖大学の学生、及びタイからの留学生で構成されたクラスで実施されました。また、今回の研修には拓殖大学の中国語学科の学生さん達も数名参加されていたので、予想よりもレベルが高い環境で授業を受けることができました。
私は研修前まで中国語検定の勉強のために、文法や単語等の筆記分野を重視して勉強していたのですが、正直リスニングや会話の練習については軽視していました。そのため、現地の授業でネイティブの先生が話している内容をスムーズに理解することができませんでした。今となっては、研修前にもう少し会話練習をしておくべきだったと反省しています。
授業後の自由時間には、図書館で勉強することがありました。現地学生はとても勉強熱心で、図書館の自習室はほぼ満席の事が多く、皆静かに黙々と勉強していました。私は、そのような環境に身を置くことで、より一層モチベーションが高まりました。
また、今後本研修に参加を考えている方々にひと言アドバイスさせていただくと、大学内であれば英語が通じる学生もいるので、中国語を履修していないけれど中国に行ってみたいと考えている方は、英語をしっかり勉強しておくというのも一つの策です。

現地での社会見学・体験

自由時間にはメンバーと外出もしました。日本と違って、青信号で横断歩道を渡っていてもバイクや車が横から警笛を鳴らしながら次々カッ飛んでくるのでビックリしました。(笑)
また、上海の人々は思っていたよりも親切な人が多かったです。私は正直言って、研修前は中国に対して少し怖いイメージを抱いていたのですが、実際に現地を訪れてみて、それまでの認識がガラッと変わりました。(しかし、油断は禁物です。)
また、実際に現地を観察することで色々考えさせられることがありました。

現地学生との交流

現地学生との交流

研修を通して得たことと今後の学生生活への影響と進路について

大通りから少し路地に入ると、現地の人の生活が垣間見える

大通りから少し路地に入ると
現地の人の生活が垣間見える

今回の研修を通じて、現場(地)を知るという事の重要性を理解しました。様々な物事に対して言える事ですが、本当は何も知らないのに周辺に散らばっている既存の情報のみを鵜呑みにして、ある対象に判断を下してしまうということは、非常にリスクの高いことだと思います。尤も、この世の全ての物事が自分の身を以って確認できるというわけではありませんが、「確認できる状況にあるもの」であれば、その事実を自ら確認するということは、無益な事ではないだろうと思います。
(勿論、自分で確認したこととはいえ、それを妄信してしまうというのは問題があります。)
私は、本研修に参加するまでは一度も海外に出かけた事が無く、外国に対する価値判断はどうしても既存の情報に頼るしかありませんでした。また、それらの情報には、良くも悪くもバイアス(偏見)がかかっているものが多くあり、知らず知らずのうちに偏った情報を多量に収集しているということが、しばしばありました。

グローバル化が進展し、世界中の様々な国々同士が何かしらの関係を持っている現代に於いて、其々の国の持つ事情を知ることには意義があります。また、国々の繋がりというのは、政治的、経済的なものだけでなく、市民レベルに於いても存在しています。
拓大生として、偏りの無い国際意識を持ちつつ勉学に励んでいく上で、今回の研修は大変有意義なものでありました。
今後の進路については、現段階では具体的に明言できませんが、今は「やるべきこと」と、「やれること」をしっかりやっていきたいと思っています。

その他の海外研修体験レポート

長期研修プログラム 交換留学 個人研修奨学金 レポート一覧 771_longterm_report_thumb_4.jpg