短期研修プログラム / 大江 ほのか

タイ研修を通して

プロフィール

大江 ほのか さん
国際学部 国際学科 1年
筑波大学附属坂戸高等学校 出身

留学先

タイ/コンケン大学

期間

2018年年2月2日~2月22日

研修先の紹介

研修先となったコンケン大学では、現地学生の勉強熱心で物事に対して積極的な姿に驚きました。なぜなら、ハードスケジュールなのにも関わらず私たちの語学のサポートや大学周辺の案内等に率先して関わってくれたのが印象的だからです。またサポートしてくれる中で彼らの日本語力が高く、沢山の場面で助けてくれました。私が深く関わった日本語学科の学生たちからは朝5時に起き課題を済ませ、授業、劇の練習、ダンスと学校に0時くらいまで残っていると聞きました。ですが彼女らはいつも楽しそうで、バイトに明け暮れる日本の学生と比べ、充実した生活を送っているようでした。彼らの姿が私の勉強に対するモチベーションをあげてくれるきっかけにもなりました。

お世話になった先生方と

お世話になった先生方と

日常生活について

ホストファミリーと

ホストファミリーと

現地での生活において最も刺激的だった農村での出来事を紹介します。想像以上にホストファミリーが優しくしてくれ、ご飯も毎食美味くて生活しやすかったです。ホストファミリーである三人姉弟と遊び、話した時間は幼少期に返ったように純粋で楽しかったです。また本当の姉弟ではなく、ましてやタイ語での会話が拙い関係でありながら四歳の子のお世話をする姉の役割を果たすことができたと感じています。正直私は、二泊三日であんなにも涙を流し、別れを寂しく感じるとは思ってもいませんでした。しかし短い時間の中でも、村の人々がくれた愛情や優しさは今でも心に響いていて、共に家族の大切さを共に気づかせてくれました。現在、村の人々とはSNSで連絡を取り合い、時折テレビ通話をしています。インターネットが発達している環境にも驚きました。

研修を通して得たことと今後の学生生活への生かし方について

最も得たことは、目的であったタイ語の向上です。タイ語を履修していた為、基本的なタイ語は学んでいましたが現地では2年生と同じ授業を受ける為、1年の私にとってはレベルが高かったです。しかし必死に辞書を引き、分からないところは先生に聞くなど、追いていかれないよう努力し授業に参加しました。結果的に現地での授業は楽しく、身についたことを実際に学校以外の生活の中で使えると大きな喜びを感じ、もっと話せるようになりたいと思いました。日本ではできない学び方でタイ語を身につけることができたと感じています。
今後の学生生活において、この研修で得た事を生かす機会は沢山ありますが、特に二点挙げます。一つ目は、現在拓殖大学に留学してきているタイの留学生との会話、SNSでの連絡にタイ語を使用することです。研修に参加する以前と比べて、タイ語でのコミュニケーションが少しとれるようになったからです。二つ目は、三週間家族以外の人、或いはほぼ初対面である人と衣食住を共にした初めての経験を生かし、人との付き合い方に対し柔軟に対応していくことです。今回研修に参加した仲間は、顔見知りであった国際学部の他に北海道短期大学、拓殖大学院の学生がいます。さらに年齢も幅広かったです。彼らと過ごした三週間の中で一人ひとりの個性や性格があらわになり、新しい良い発見もありましたが、考えのすれ違いも多々あったことが疲れの原因にもなりました。しかしそこでそれぞれのサポートや考えを受け入れることが大切なことだと気付きました。また、時には考えを軽くすることも重要で、集団行動において心の広さも大事だと気付く場面もありました。このような人間関係においての柔軟な対応力を今後の学生生活に生かしていけたらと感じています。
これらを踏まえて今回のタイ研修は、私にとって何度も訪れたタイという国においても、三週間生活を共にした仲間たちにおいても刺激的で新しい経験でした。参加して非常に良かったと思っています。これからもこのような研修に積極的に参加していきたいです。

その他の海外研修体験レポート

長期研修プログラム 交換留学 個人研修奨学金 レポート一覧 771_longterm_report_thumb_4.jpg