短期研修プログラム / 菅原 紬

海外留学プログラム研修(北京大学への留学)を終えて

プロフィール

菅原 紬 さん
外国語学部 中国語学科 1年
横浜清風高等学校 出身

留学先

中国/北京大学

期間

2017年8月6日~9月2日

研修参加の動機について

私は、入学する前から拓大の留学制度を利用し、海外留学をしようと考えていました。今回は、中国語の中でも標準語である北京語を学ぶことができる良い機会であると考え、参加することを決めました。しかしながら、中国語を勉強し始めてたった四ヶ月で中国語圏へ留学すること、また、私にとって初めての海外渡航ということで、ただただ不安しかありませんでした。留学を終えて、今では大学生のうちに経験できてよかったと思っています。
留学を終えて感じたことですが、中国歴史入門と中国事情の授業を選択したことが良かったと感じました。短期留学のプログラムに、文化講座や校外学習があります。これらのプログラムは、その場で初めて知るよりも、あらかじめ知識を身につけておくことがより充実した研修になると思うからです。そのためには、事前に気になることを調べたり、パンフレットを見るだけでも、理解や見方が変わると思います。中国歴史入門の授業では、中国の過去を知ることが出来ます。その国の歴史を知ることは、その国に行く上で大切なことだと思います。実際、盧溝橋や万里の長城などに行きましたが、事前に授業で扱ったこともあり、いろいろと考えながら研修を受けることが出来ました。中国事情では、現在日本などで取り上げられる中国のニュースや取り組んでる政策など、日本で見聞きするニュースなどでは知ることが出来ない情報なども得たり、中国の今を知ることが出来ました。どちらも留学に行こうと考えているなら履修するべき科目だと思います。また、当然ですが、中国語力をできる限り向上させておくことが大事だと思いました。単語は一つでも多く知っているほうがいいです。やはりしゃべることが出来れば世界が広がります。自分の考えや感じたことが伝えられなければコミュニケーションを取ることが出来ません。私はコミュニケーションにおいてとても悔しい思いをしました。

学校生活について

私は一班の授業を受けました。一班の授業は主に中国語の初歩的な内容で構成されています。教科書の本文に触れながら、四声の確認や挨拶など基礎を学びます。大学から中国語を学び始めた私にとっては、復習と確認の繰り返しでした。しかし、日程が後半になると、どんどん新しい単語や文法がたくさん出てきました。これから習う範囲は難しかったです。なぜなら、授業中は基本、中国語と英語を使っての授業です。英語があまり得意でない私にとって、少し大変なところもありました。宿題はほぼ毎日出ますが、その量は多くなく、不可能な宿題は出されません。例えば、中国人にインタビューしたり、それを録音したものを提出したりという、会話することを重点に置いた宿題がたくさんありました。教科書の復習は毎日のこと、予習の宿題も出ます。一班の授業の難易度は、前半は拓大の前期の復習をしつつ、後半はこれから学ぶことの予習になったので、私にとっては丁度良かったです。

クラスメイト

クラスメイト

研修を通して得たことと今後の学生生活への影響と進路について

北京大学

北京大学

今回の短期留学で、中国の今に触れることができ、感じたことや学んだことがたくさんありました。その土地に行って、ネイティブスピーカーが常にいる生活は想像以上に充実していました。言葉が通じず、文字も読めない生活は、毎日が大冒険でしたが、毎日中国語に触れ、通じた時の喜びは言葉では表現できないぐらい、うれしかったのを覚えています。今回の研修を通して得たことを大事にし、今後はさらに高い意識で勉強し、次に中国に行った時には話せなかった悔しさや空回りした体験を少しでもなくし、今より何倍も成長したいと思いました。そのためには、今後は長期留学も視野に、一生懸命中国語に力を注いでいきたいです。初めて海外で1カ月間生活をしてみて、成長できた喜びと達成感を大事に、将来海外で働くことも視野に進路を考えたいです。さらには、英語でコミュニケーションを取れるようにしておくことも大切と感じています。北京大学にはたくさんの国の留学生が来ていました。英語が話せればたくさんの人と友達になれると感じました。世界共通語として英語でのコミュニケーションも取れるよう自主的に勉強し、さらに自分の視野が広がるようがんばりたいと思います。

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