短期研修プログラム / 栗野 真衣

初めての経験

プロフィール

栗野 真衣 さん
外国語学部 英米語学科 3年
群馬県立前橋南高等学校 出身

留学先

オーストラリア/ニューサウスウェールズ大学

期間

2017年8月5日~9月3日

学校生活について

私が授業を受けることになったクラスには、9人の中国人と、サウジアラビア人が1人いました。そのなかに私を含め3人の日本人が入りました。私たちは一週間遅れでのクラスの参加だったため、初めの授業で自己紹介の時間が設けられました。グループに分かれて、そのなかで私たち日本人が質問されながら自己紹介をしていくというスタイルだったのですが、まず、自分より英語が話せそうな雰囲気のあるクラスメイトに圧倒されました。クラスは事前に受けるテストの結果でレベルごとに分けられていますが、それでも自分より英語をすらすらと話しているクラスメイトがたくさんいて、正直、初日から心が折れそうでした。授業の内容は、一ヶ月で1タームとなっていて、最後の週はテストとなっています。一週間の内容としては、半分がリーディング、もう半分がスピーキングやリスニング、プレゼンテーションを行う時間となっていました。授業の二日目には、グループごとにアクティビティーを行う授業があったのですが、グループごとなので、コミュニケーションが重要になります。しかしまだこの環境に慣れていなかった私は、ほとんど自分の主張が言えず、一方で積極的にコミュニケーションをとっているクラスメイトにただただ圧倒されるだけでした。皆が留学生で、通じる言語が英語しかないという環境を初めて体験して、新鮮さとともに、自分の無力さを感じました。そのため初めの一週間は本当につらかったです。しかしながら二週間目に入ればその環境にも慣れ、周りに圧倒されるのではなく、周りより上に立とうという挑戦する気持ちが出てきました。特にグループごとのプレゼンテーションでは、グループに中国人の子達がいたのですが、積極的にコミュニケーションをとれるようになり、率先してプレゼンの準備などもしました。その成果が出て、発表では先生にも褒められて、とても達成感を感じました。
また、授業とは別に、日本語授業のボランティアをしました。そのクラスは初級クラスなので、英語を交えながら日本語を教えていきました。この体験のおかげで、英語でのコミュニケーションの機会が増えたとともに、日本語についても改めて学ぶことができました。

日常生活について

ホームステイでは、マザーと二人きりの生活でした。マザーはベジタリアンで牛肉と豚肉は食べないため、私のご飯も野菜中心の食事でした。朝食は主にトーストを食べました。たまにライスパフというシリアルのようなものを食べたのですが、私の口には合いませんでした。一方で、オーストラリアは水不足が問題となっているため、シャワーは一日一回10分でした。また洗濯については、洗濯機は一週間に一回しか使うことができず、こまめに洗濯したい場合は手洗いをしなければなりませんでした。
休日は観光やショッピングを楽しみました。私が特に感動したのはビーチです。私のホームステイ先の近くにも歩いていける距離でビーチがあるほど、いろんなところにビーチがありました。近所にあったタマラマビーチとボンダイビーチは遊歩道でつながっていて、海風を感じながらの散歩はとても気持ちよかったです。
また、ニュータウンという場所はアートの街ということもあり、たくさんの壁に絵が描かれていて、私たち観光客にとってはフォトスポットとなっていました。

研修を通して得たことと今後の学生生活への影響と進路について

私にとって初めての海外であり、初めての留学だったので、体験するもの全てが新鮮で、カルチャーショックになることが多々ありました。日本語が使えない、英語だけが通じるという環境で一ヶ月間生活ができたことだけでも、自分のなかで大きな自信になりました。この留学で培われた精神で、社会人でも頑張っていこうと思います。

ニュータウンの観光

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オペラハウス前で短期研修メンバーと

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