個人研修奨学金 / 北條 みずほ

ドイツで過ごした1か月

プロフィール

北條 みずほ さん
政経学部 経済学科 3年
東京都立深川高等学校 出身

留学先

ドイツ/日独エキスパートサービス

期間

2017年8月5日~9月3日

個人研修に参加した動機について

私がこのプログラムに参加した理由は、大学在学中に1回は海外に行き、視野を広げたいと思ったからです。私は今まで海外に行ったことがなく友人から勧められていましたが、各地でテロが起きていて世界情勢が不安定であるため、行くことに躊躇していました。しかし、留学していた友人が成長して帰ってきた姿を見て、私も頑張らなければならないなと思い、このプログラムに参加することを決心しました。実際、海外で1ヶ月過ごしてみて視野が広がったかは分かりませんが、日本にはないものを見たり、聞いたり、感じたりして多くのことを吸収できたのは間違いないです。また、日本では当たり前だと思っていたことが、ドイツでは当たり前ではなかったことがあったため、私の中にあった固定観念が変わっていきました。
この研修に参加するにあたり、日頃から研修先の国やその周辺の国々に関心を持つことが大切だと思います。これは、現地の方々と話す時に相手の国のことを多く知っておくと、内容が頭に入りやすくなると同時に、話が弾みやすくなるからです。また、第二外国語の会話演習の授業に積極的に参加することも良いと思います。

日常生活について

私が1ヶ月過ごした所は寮でした。そのため、家事は自分で行わなければなりませんでした。1番苦戦したことは料理です。普段から料理をしない上に、すべてドイツ語で書かれている材料を集めるのは大変でした。また、洗濯機が壊れていたので、毎回コインランドリーに行っていました。行く度に5ユーロかかったので、このようなアクシデントがあることも想定し、多めにお金を持ってきた方が良かったです。
休みの日には、ドイツ人学生と映画を観ることや、遠出をしていました。私が1か月住んでいたカールスルーエでは夏の間、『Open Air(オープンエア)』という屋外で映画を観るイベントを毎日やっており、私は有名なディズニー映画の作品を観ました。1回目は何も聞き取れませんでしたが、2回目は1ヶ月勉強した成果が現れたのか、少し聞き取れるようになり、楽しく鑑賞することができました。遠出では、ベルリンとミュンヘンに行きました。ベルリンでは、ベルリンの壁やドイツ歴史博物館に行き、私の研究テーマである戦後の歴史について勉強しました。ミュンヘンではショッピングをしました。ドイツの首都や有名な都市に行けてより充実した1ヶ月になりました。

日本語を学ぶ現地の学生と

日本語を学ぶ現地の学生と

研修を通して得たことと今後の学生生活への影響と進路について

1ヶ月お世話になった先生と

1ヶ月お世話になった先生と

この研修を通して、自ら積極的に行動することが大切だと学びました。それは、特にコミュニケーションを取る上で強く思いました。例えば、相手から一方的に話されてもただ聞いているだけになってしまいますが、自分から積極的に話すことによって、ドイツ語が上達するだけでなく、仲も深まり、留学生活が充実します。日本ではこのような体験がなかなかできませんが、ドイツで過ごしたことによって改めて大事なことに気付かされました。積極的に発言することを、今後のドイツ語会話演習の授業はもちろん、就職活動などの多くの場面で活かしていきたいです。また、私は将来、様々な人と接する仕事に就きたいと思っています。最近来日する外国人が増えており、外国語を使う機会が多くなると思います。そこで、もし困っている外国人がいたら、この1ヶ月で培った語学力を活かして手助けをしたいと思います。また、そのためにもドイツ語や英語力を向上させたいです。

その他の海外研修体験レポート

長期研修プログラム 短期研修プログラム 交換留学 レポート一覧 771_longterm_report_thumb_4.jpg