個人研修奨学金 / 赤澤 香澄
プロフィール
赤澤 香澄 さん
国際学部 国際学科 3年
横浜市立東高等学校 出身
留学先
ポルトガル/リスボン大学
期間
2017年7月31日~9月1日
研修先の紹介
私はポルトガルのリスボンにあるUniversidade de Lisboaという大学の外国人向けのポルトガル語コースに参加しました。ポルトガルは日本とあまり馴染みのない国と感じる人もいるかと思いますが、実は470年以上も歴史的交流があり、ヨーロッパの中で最も長い友好の歴史を持つ国の一つなのです。また国の半分が海に面していることから料理には魚介が多く使われ、日本料理にも似た部分を感じると思います。ポルトガル料理は日本人に好まれると聞いていましたが、実際に私もとても気に入り、毎日の食事が楽しみの一つでもありました。物価はヨーロッパの中では安い方なので、自炊をすれば1食1ユーロ以下で生活が出来ます。私が滞在していた8月はほとんど毎日雲1つない青空で、午後8時頃まで外は明るいです。町並みはとても綺麗です。
装飾タイル「アズレージョ」
学校生活について
クラスメイトと先生
リスボン大学のサマーコースの授業は週5日、9時から13時までです。出発前にウェブで事前テストを行っていたので、初日からレベル別にクラスが分かれていました。1クラスは10人程で、初級のクラスでは基本的にポルトガル語で授業を進め英語での説明も加わります。日本人学生も他のクラスにはいたようですが、私のクラスにはいなかったので学校の中では日本人の方とは一度も会いませんでした。ポルトガルでは他の国に比べ、日本人に出会うことはまれだと思います。しかしそのことがまた、私たちのポルトガル語力と英語力の向上とグローバルな交友関係を築くためになると思います。学校主催のイベントもたくさんあるので、一人で行動するのが心配な人や、交友関係を広めたい方にはお勧めです。
研修を通して得たことと今後の学生生活への影響と進路について
まず授業を通して得られたことは積極的になることです。言語を学ぶ時は、「間違っているかもしれない」「間違っていたら恥ずかしい」という気持ちは捨て去り、積極的に発言することが第一に大切だと改めて感じました。またポルトガルのポルトガル語は、今まで学んでいたブラジル・ポルトガル語と違いがたくさんあり苦労もしましたが、2つの言語の違いを発見することはとても興味深く良い経験が出来たと思います。課題としていた日本語教育の調査では、日本から遠く離れた地での日本語教育の様々な形を知ることで、自分の中の日本語教育の考え方も新たに生まれましたし、もっと知りたいと言う気持ちも高まりました。