政経学部が目指す教師像
政経学部では、「拓殖大学の教職課程における教員養成の理念と目標」(前掲)に重点を置きながら、学部独自の教育理念に基づいて、次のような教師の養成を目指します。
(1) 国際的視野に立ち、多様な他者と協働してグローバル時代の実社会の諸問題に取り組むことができる教師
政経学部では、多様な地域言語の学び、地域研究や語学研修などを通じて国際的視野に立ち、他者性の尊重と実践的な思考力の伸長に資するグローバル人材の育成を行っています。そこで、この特色を踏まえて、学部が重視するアクティブ・ラーニング型の演習を積極的に活かしながら、多様な他者と協働して実社会の諸問題を的確に見極め、解決できる教師の養成を目指します
(2) 教育に熱意と使命感をもち、社会に貢献できる心豊かな教師
政経学部では、法律、政治、経済の各分野で教師と学生の関わりを重視した学修を基盤にしながら、さらに研修・アクティブ・ラーニング科目などを通して、公共と民間の多様な領域で人々と連携・協働して社会に貢献できる人材の育成を行っています。そこで、この特色を踏まえて、学校現場の動向にも触れながら、子どもに対する深い愛情や責任感をもち、人と深くかかわることができるコミュニケーション能力をもつ心豊かな教師の養成を目指します。
(3) 実社会の諸問題を学際的・実践的に追究する意欲をもち、生徒を惹きつける授業を実践できる教師
政経学部では、学科の学問体系に裏付けられた専門的な学修をもとに、グローバル・スタディーズ、SDGs、データ・AI活用の各プログラムを通して、実社会の諸事象に向き合い、自ら主体的に問題発見・解決できる力の育成を行っています。また、ゼミナールを通して学修成果を可視化、省察し、新たな追究意欲につなげることができる教育にも努めています。そこで、この特色を踏まえて、ICT機器を活用しながら、幅広い専門性をもとに、現代社会の諸問題に対する生徒の学習意欲を引き出し、「主体的・対話的で深い学び」を実践できる指導力のある社会科、地理歴史科、公民科の教師の養成を目指します。