「感謝の会」の開催

「感謝の会」の開催

11月29日(木)帝国ホテル(東京都千代田区内幸町)において、創立120周年記念事業の一環として、『講座「産業と人間」開講50周年記念 感謝の会』が挙行されました。
はじめに、法人を代表して福田勝幸理事長の挨拶、中曽根康弘元総長(第12代)のご祝辞の紹介に続き、来賓として末松広行農林水産事務次官よりご挨拶、さらに、成澤廣修文京区長からは乾杯のご挨拶を頂きました。
歓談の中では、2014年6月に本講座で「相撲と我が人生」と題し講義を行って頂いた第69代横綱 白鵬関よりビデオレターの披露や、ご来賓の方々よりテーブルスピーチを賜りました。また、馬頭琴演奏・ホーミー歌唱やチアリーディング部による演技なども行われた後、川名明夫学長からの謝辞にてお開きとなりました。
当日は、これまでにご講演を頂いた講師の方々をはじめ、大学関係者を含む学内外から約80名の方々にご出席して頂きました。ご出席の皆様をはじめ、講座「産業と人間」にご支援、ご協力を頂いております方々に対しまして、あらためて厚く御礼申し上げます。

第12代拓殖大学総長 中曽根 康弘
「産業と人間」講座開講50周年記念へのメッセージ

第12代拓殖大学総長 中曽根 康弘

拓殖大学創設の理念のもと民族的国際大学と標榜し、国際化への対応と社会に有意たる人材教育を目指し始まった「産業と人間」講座が半世紀の歴史を経て、開講50周年を迎えましたことは誠に大きな喜びであります。今日までご協力いただきました講師をはじめとするご関係者の皆様に衷心からの感謝と御礼を申し上げる次第です。

本講座は、私が拓大の総長として提唱し、実施された「特殊講座」がその前身であります。従来のマンネリ化した大学教育に新風を吹き込み、拓大の「開拓」精神の昂揚をもって新しい時代を切り拓くことを目標に、総長となった私が真っ先に取組んだ仕事でもあります。そうした考えは、言語をはじめとするアジアを研究の対象に据え、欧米に偏重しがちな当時の大学教育を見直し、アジアの視点から真の国際人を育成することを目指した国際部新設にも繋がりました。また、大学院の博士課程も新時代に対応した学究の趣旨に則り設置されたものです。

中でも、この「特殊講座」は総長講話と共に私が最も心を砕いたもので、私自らが講師を選び、直接お願いをしながら進めたものです。経済成長と共に国際化、多様化する社会にあって、課題や困難に果敢に立ち向かってゆく人材を育成したい。その為の実践学問として、政治、経済、文化、芸術、科学、人間など各界、各分野で活躍される方々から直接お話をお聞きすることで、少しでも現実に即した知識を身に付け、学生諸君の社会に対する理解、人生の指針に供すればとの思いでこの講座の運営に心血を注ぎました。

私が総長を辞した後も、こうして半世紀の歴史を経て、この講座が今日に引き継がれていることには深い感慨を覚えずにはおられません。「政治は文化に奉仕する」という私の考えは又、「政治は教育に奉仕する」ということにも当てはまるものでもあります。本講座には教育に対する私の思いと同時に、「開拓」精神を以て社会に貢献する「人材」育成という拓殖大学の伝統と大きな理想理念が息衝いています。こうした思いが学生諸君の成長と大学の発展に繋がったとすれば、それは正に欣快の至りであります。そして、本講座によって学生諸君と拓殖大学の更なる未来が拓かれてゆくことを切に願うものです。

延べ1100人の講師の方々のご協力に改めて感謝と敬意を表し講座「産業と人間」の更なる発展を学生諸君の一層の研鑽、拓殖大学の益々の飛躍、繁栄と共にお祈りする次第です。

平成30年11月29日

『講座「産業と人間」開講50周年記念 感謝の会』 写真集

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福田理事長 挨拶
中曽根12代総長 挨拶(代読)
末松農林水産事務次官 祝辞
成澤文京区長 祝辞・乾杯
白鵬関よりビデオメッセージ
歓談の様子
(特非)日本マナープロトコール協会理事長 明石 伸子 様
(株)産業経済新聞社 代表取締役会長 熊坂 隆光 様
マーケティングコンサルタント まちづくりアドバイザー 西川 りゅうじん 様
(株)図書館流通センター代表取締役会長 谷一 文子 様
(株)ハードオフコーポレーション 代表取締役会長兼社長 山本 善政 様
シダックス(株)代表取締役会長兼社長 志太 勤一 様
(公財)日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)チェアマン 村井 満 様
馬頭琴演奏・ホーミー歌唱 アマルジャルガル ドルギオン氏
本学チアリーディング部 演技
川名学長 謝辞
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