国際開発研究所
概要
国際開発研究所は、国際的視野の下に、開発協力と開発途上国・地域の多様な歴史、 文化、言語、政治、社会、経済及びこれに関連する諸分野を調査研究し、学術の進展と地域の発展に寄与することを目的としています。 これを達成するため次の事業を行っています。
- 開発協力及び開発途上地域の諸問題に関する調査研究
- 開発協力及び開発途上地域の諸問題に関する刊行物の発行
- 開発協力及び開発途上地域等の諸問題に関する研究会等の開催
- その他、研究所の目的を達成するために必要な事業
研究成果発表として、『国際開発学研究』の発行など積極的な活動をしています。 執筆は拓殖大学だけでなく広く内外の研究者に門戸を開いています。 附属機関のアジア情報センターは、アジア太平洋地域の研究と同時に『東アジア長期経済統計』の執筆作業を行っています。
◆出版物 機関誌『国際開発学研究』
国際開発研究所長挨拶
徳原 悟(国際学部教授)
国際開発研究所は、渡辺利夫本学学事顧問(初代国際開発研究所長)の熱意と所員一同の努力により、調査研究の助成、研究成果の出版、研究会の開催など、精力的な活動を展開しています。これらの活動を通じて研究成果を発信してきたことで、開発協力とアジア研究の重要な拠点として国内外に広く認知されるようになりました。
現在進行中のプロジェクトとしては、『東アジア長期経済統計』(全15巻)の刊行があります。国民所得、貿易投資、金融などの分野ごとに、戦後から現在までの統計を長期時系列に収集し、データベース化の作業に取り組んでいます。こうして蓄積されたデータに基づきながら、東アジアの開発問題を分析し、その成果を刊行しています。これらの研究成果を活用して、他の開発途上国・地域の開発問題の研究への応用、そして開発問題への政策提言にも積極的に貢献できるよう活動していきます。
また、絶え間なく変化し続ける国際環境の中で、開発途上国・地域の政治、経済、文化、国際関係を多面的かつ重層的に捉えることの重要性がますます高まっています。このような時代の要請に応え、幅広い分野での調査研究を助成していきます。その成果を機関誌『国際開発学研究』を通じて、世に発信していきます。これまで学内外の多くの研究者の方々からの投稿を頂きました。さらにその拡充を図ることで、研究交流を促進していきます。
国際開発研究所では、国際的な問題だけでなく、日本国内の問題にも注目しています。地震や水害などの自然災害からの復興・再生や少子高齢化に伴う地方衰退など、多くの課題を抱えています。こうした問題に加え、新型コロナウイルス感染症対策も喫緊の課題です。これまでに蓄積された開発研究にもとづく知見を活用し、山積した課題に取り組んでいきます。皆さま方の積極的なご参加やご助言をお待ち申し上げております。

出版物
機関誌『国際開発学研究』(学内閲覧のみ)
奨学論文・作品
2018年度をもって研究所での募集は終了しました。
国際開発教育センター
※国際開発教育センターは、平成31年4月1日をもって廃止となりました。
ご質問などがございましたら、kenkyu@ofc.takushoku-u.ac.jp宛に電子メールでご連絡いただけますようお願い申しあげます。