国際協力研究機構
概要
国際協力研究機構は、拓殖大学の建学の理念に則り、海外事情研究所、国際日本文化研究所、イスラーム研究所の3研究所を結集し、総合知を基盤として国際協力にかかわる日本及び世界の情勢を共同して調査・研究し、広く学内外に発信し、国際的相互理解の進展に寄与することを目的としています。
国際協力研究機構長挨拶
鈴木 昭一(学長)
急速なグローバル化が進展している現代社会においては、その影の部分ともいえる深刻な問題が発生しています。テロ・難民・サイバー・宇宙活動・電磁波・環境・パンデミック・格差・人権など人々の生き方に深刻な影響を及ぼす諸問題が発生しています。
これら諸問題の解決に向けては、一国のみの対応で成し遂げることは不可能であり国際社会全体が協力して取り組むべきである。にもかかわらず、各国はそれぞれの価値観や国益が異なる立場をとるがゆえ、一致して協力することが容易ではないという状況に直面しています。国連や地域機構が有効に対応できる状況にもなく、むしろ、大国の自国利益追求がこうした国際協力の枠組みとその機能を阻害しているという側面も見逃せません。
本学では政治学・経済学・商学・語学・工学など、広範な分野の学問と研究と教育にたずさわっています。世界と地域を開拓し、法秩序を回復し、より平和で豊かな社会をつくるためには、これらの総合的な研究が必須であり、それを実行するためにも将来を展望して鋭い分析力と豊富な知識に基づいた研究を行うことが必要であることは言うまでもありません。
拓殖大学国際協力研究機構は、本学の有する各研究機関がもつ特色を生かしつつ、全体としての総合力を発揮して、教育と研究の基盤を構築することを狙いとしています。本研究機構が、従来にも増して有意義な成果を発揮できるよう、皆様のご支援とご協力を切望するところです。
活動実績
平成27年度 拓殖大学国際協力研究機構活動報告書
平成26年度 拓殖大学国際協力研究機構活動報告書
国際協力研究機構に所属する研究所の活動
桂太郎塾
拓殖大学桂太郎塾は、国の将来を担うリーダーやスペシャリストを養成することを目的として、学部の正規授業の他に、特別教育を行うものです。ここでは各界を代表する知識人や有識者を招き、政治・経済をはじめ、広範な分野について実践的な教育を行っています。 塾生たちは日々、自己研鑽に励み、お互いを刺激しあっています。